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「女達の詩U」に寄せて

日 程 2月16日(土)から3月16日(日) 9時〜19時
場 所 汐留メディアタワー3階 ギャラリーウオーク
    会期中無休 無料

 ブルキナファソ=高潔な人々の国
この名のようにこの国の人々は心の何処かに凛としたものを感じさせる。音楽、芸術、工芸等、文化的レベルは非常に高く、個性的で魅力的な人々の国である。
 しかし、反面識字率は非常に低く旱魃や不安定な降雨、厳しい自然の中で生活している。食事は1日1食か2食、女性達はわが子を背おい、畑で朝から夜迄働いていた。子供達はマラリヤ等、感染症での死亡率は高く、充分な栄養が摂れれば助かる場合も多いという。
 この写真展は、西アフリカ、ブルキナファソの女性達がわが子を背負い、厳しい環境の中で前向きに生きようとしている姿を撮って来たものである。
 首都ワガドゥグから1時間余りのクブリ郡の4カ村に3週間通い女性達の生活を追ってみた。一日密着取材させて頂いたナナさんは、4人の奥さんがいるが家族全員が助け合い、とても自然に生活していた。このうち二人は実質的な奥さんだが、あと二人は父の第二夫人だった人と亡くなった叔父さんの奥さん家族、ナナさんは家長として大家族を纏め、守っている。農業が主体で、近くの市場に採れた野菜や豆等を売りに行き現金を得る生活である。
 私が滞在した8月は緑も多く農作業の忙しい時期で人々は明るく働いていた。しかし、季節が変わると景色も生活も大きく一変し、旱魃や厳しい生活が待っている。

 私は女性として、母としての視点から頑張って生きている女性達を撮り続けている。わが子の為に懸命に生きる母の思いは世界中同じ、奴隷制度や民族闘争など厳しい背景の中でアフリカの女性達は、子供や家族のために強く生きようとしている。そして、平和への願いも大きい。
 私は、アフリカの人々の日常や思いを今回の写真展を通して少しでも伝える事が出来ればと願っている。そして、国を越えた女性達の理解と助け合いが、平和への一歩であると信じている。

ブルキナファソ大使館 共同通信社
ブルキナファソ友好協会 NGOハンガー・フリー・ワールド
その他沢山の皆様のご協力ご支援有難うございました。御礼申し上げます。
  2008年2月    
小林博子