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人類の故郷・東アフリカ 伊東祐朔写真展

2007年4月17日(火)〜4月27日(金)
ギャラリーウオーク
(共同通信社本社ビル 汐留メディアタワー3F)

 他人の生命を奪う殺人は絶対的な悪だと考えます。反対する人はあり得ないと思います。しかし子殺しに親殺し、テロに戦争。血なまぐさい殺人が絶え間なく続いています。
人間以外の動物で、ライオンにしてもチーターにしても同種間での殺しを目的とした争いはほとんど見当たりません。
 動物は、大地に根を張る植物と違って、生きるために動かねばなりません。生きるために動く物が動物です。 私たち人間も動物界の一員でありながら、ヒマラヤ登山、太平洋一人旅等々、生きるためとは正反対の生命の危険さえおかして動く、とても不思議な存在です。
 そして少子高齢化、経済不安、温暖化、全人類を何度も繰り返し抹殺できる核兵器の存在、私たちを取りまく様々な不安のすべて、人間が作り出したものなのです。
 人間って何なのでしょうか。
 人類の故郷で、人類の誕生にまで、さかのぼって考えてみたいと思いました。
 昼なお暗い密林、灼熱の大陸等々を連想されるかも知れませんが、人類の故郷・東アフリカは一面 の大平原・大草原です。そして標高も高いため灼熱ではありません。私の経験した最高気温は23℃でした。 ライオンやチーター、ハイエナやジャッカル等数多くの肉食獣も獲物を求めています。 サバンナは雨の少ない土地です。草原が緑になるのは、雨季の一時期みです。果 実の実る樹木もほとんどありません。
 こんな所が、私たち人類の発祥の地でした。
 私たちの消化器官では枯れ草を消化吸収することは不可能です。何を食い、どの様に身を守り生き延びたのでしょうか。
 私たち人間は、他の動物とは違い生きがいに生きる存在です。この人間の特徴はどのように育まれ現生人類へと進化したのでしょうか。
 人間の本質を考え、子どもたちに、戦争の無い平和な、そして生きがいのある社会を残したいものと考えています。
伊東祐朔